ホームページのキーワードについて考える

Aさん:「ねぇ、あなた、最近、フェイスブック始めたでしょう、見たわよ。」
Bさん:「そうなの、でもねぇ、フェイスブックでキャンペーン告知しても、ホームページから誘導しないと、見てくれないのよ」
Aさん:「あはぁ、それ意味ないじゃん」
Bさん:「それ以外に、ブログでしょ、携帯サイトでしょ、ツイッターでしょ・・・もう、やること多くて面倒くさくて・・・」
Aさん:「あら、それならワードプレスにしなさよ、ワードプレスなら、それら全部と繋がっているから、管理が楽でいいわよ」
Bさん:「そうそう、”ワード”は、便利よね。うちは、よくワードを使って、チラシを作っているのよ。」
Aさん:「それ、MSワード、それじゃなくて、ワードプレス!」
Bさん:「あ~、どうしてこう一回しか着ない洋服ばっかり買っちゃうのかなぁ、、私ってば、勿体ないし、収納もないし・・・」
Aさん:「それ、ワードローブ!!、私が云いたいのは、”ワードプレス!”、”わーどぷれす!!”、”Wordpress!!!”
Bさん:「あ、そうだ、今晩、おかず何作ろうかしら・・・Aさんちは、今晩なに?」
Aさん:「・・・・・・・・・・・」

今回も掴みは、OKということで、早速、本題に入りましょう。

まずは、いつもの如く、Google様の公式ドキュメントをご覧ください。

http://Googlejapan.blogspot.com/2012/03/Google_06.html

さぁ、今回も何やら小難しいことが書いてありますね。でも、ご安心ください。
インターネットもホームページもさっぱりダメという方にもちゃんと分かりやすく説明するのが、この”集客できるホームページ”
要約すると、2012年3月より、Google検索がSSL化しましたということ。
SSLとは、Sサイズ、Sサイズ、Lサイズのことではありません。(因み私は、最近XLの世界に突入しました)
暗号化技術、つまり、Googleはセキュリティーを強化しましたよ!と、言っているわけです。
なにそれ?べつにいいじゃん、立派だね、さすがGoogle(まばらな拍手)
と称賛するだけなら、なにもここで話題にしません。
これが”集客できるホームページ”にとって、極めて重要な意味を持つ、重大なGoolgeの仕様変更なのです。

さらに詳しく説明しましょう。
上記のドキュメントに、Googleアカウントにログインしているユーザ(私は常にログインしていますので、私のような利用者が対象です)が、Googleで検索すると、”検索キーワード”と”検索結果ページ”が暗号化されると云っています。
と云っても、利用者の大半は、そのことに気付いていないはず。
暗号化と云っても、内部的な話で、表面上は、普通に検索結果が文章として読めるページに変換されて表示されるので、利用する上では、全く支障はありませんし、気づきもしません。
では、一体、何が問題かと云うと、”検索キーワード”が暗号化されるというところです。
ここでピンと来る貴方は、相当なウェブマスター。
ピンとも、チンとも来ない貴方のために、さらにさらに詳しく説明しましょう。
ホームページを立ち上げて、アクセス解析ツール(忍者アクセスとFC2アクセスとか)を導入されている方も多いと思います。
日々のアクセス動向に一喜一憂しているのではありませんか。
一般的なアクセス解析ツールでは、様々な情報を取得できます。
アクセス数(日計、月計・・・)、リンク元、検索キーワード・・・・
そう、アクセス解析ツールを導入すると、YahooやGoogleなど検索結果からホームページを閲覧した場合、その検索キーワードを取得することができます。
例えば、当方なら、”サロン ホームページ制作”で検索すると、1ページ目に表示されます。(凄いでしょ)
その検索結果をクリックして、当方のホームページに入ると、アクセス解析ツールは、そのアクションをキャッチして、”サロン ホームページ制作”というキーワードを取得します。
この情報は、極めて重要で、
  1. 利用者がどのような検索キーワードで、ホームページを探しているかが分かる
  2. 自分のホームページのどういう情報(キーワード)が、検索エンジンによくヒットするかが分かる
これ以外にもいろいろ分析要素はありますが、集客に直接的にも、間接的にも繋がる重要な情報源です。
と、ここまで理解して頂けたということにして、話をGoogleのSSL化に戻しますと、
検索キーワードが暗号化されるということは、そのアクセス解析ツールで、検索キーワードが取得できない、と云う事になります。

どうですか、段々、事の重大さに気付きましたか。
”普通のホームページ”を”集客できるホームページ”に改善するために、重要な情報源である検索キーワードが取得できないということです。極めて由々しき問題です。
でも、ご安心ください。あくまで対象は、Googleアカウントにログインしているユーザが対象です。
Googleアカウントにログインしていないユーザが、検索した場合は、今まで通り、検索キーワードを取得できます。
Googleでは、ログインユーザによる検索で、消失するキーワードのパーセンテージは、10%未満と推測しています。
な~んだ、10%、1割ね、まぁ、それくらいなら誤差だと思えば許しましょう

とんでもない!!
10%、1割だって!?
私が解析した結果では、20%~30%のキーワード消失が発生しています。
日によっては、30%を超える時もあります。
3割のロストキーワードは、とても見過ごせる数値ではありません。キーワード分析の精度が問われる問題です。
Google様~なんとかしてくださいませ~
と云っても、何ともなりません。
Googleは、フェイスブックに対抗して、Google+などのソーシャル機能を今後も強化するでしょう。
Googleのソーシャル機能を利用するには、Googleアカウントが必須です。
従って、Google公式見解では、10%、私の試算では、20%~30%のロストキーワードは、今後、確実に増えることは間違いありません。
それでは、”集客できるホームページ”に改善するには、一体、何を指標にすべきか?

Googleは、ちゃんと、今回の対応以前に、便利なツールを用意しています。
それが、”ウェブマスターツール”と”Googleアナライズ”です。
Google版超高機能でしかもフリーのアクセス解析ツールです。
使い方の説明は・・・・省きます。
だって、もの凄く機能が多くて、それだけ一冊の本になるくらいですから、それ買って読んだ方が、私の稚拙な文章より、余程、分かりやすく、理解できるでしょう。
そのGoogleのアクセス解析ツールを利用すると、暗号化されたロストキーワードが分かるのか!
と云うと、残念ながら、それでも分かりません。(何でやねん、Google様)
分からないですけど、さすが、検索エンジンの親玉が提供するアクセス解析ですから、極めて有益な情報が取得できます。

そこで、ウェブマスターツールのアクセス解析とキーワード分析について、気付いたことを紹介します。
具体例は、当方のホームページです。
癒しサロンのホームページ屋さんは、今年に入って、ワードプレスの活用に力を入れ、主力サービスとして強力に推進するようになったのは、9月以降です。
9月以降、ホームページデザイン、コンテンツ(情報)を大幅に見直し、特に、ワードプレスに関連する記述を増やしました。
その結果、ウェブマスターツールに検索データが蓄積されたであろう、10月に入って、キーワードの出現率をチェックしたら、驚くべき結果になっていました。
それは、ホームページ内のキーワード出現率には、”ワードプレス”がない
何日も徹夜して(ウソ)、リニューアルしたのに、肝心の”ワードプレス”のキーワードをGoogle様が認識していない。
寒気を通り越して、吐き気さえ覚えるこの事実に愕然としました。(しょんぼり、ショボンヌ)
しかし、キーワードの出現率のランキングを見ると、面白い事実に気付きました。
”ワードプレス”は、無いけど、”Wordpress”は、ある。
さらに、”ワード”と”プレス”の文字を発見!
つまり、期待した”ワードプレス”ではなく、”ワード”と”プレス”に分解されて認識されていました(涙)。
しかし、納得がいかない。
例えば、”ワード プレス”とか”ワード・プレス”のように、”ワード”と”プレス”を分割するような記述は一切していないのに、
何故にGoogle様は、別々に認識するのでしょうか?

答え:分かりません。

そんなの分かる訳がありません。
Google検索アルゴリズムの言語認識アルゴリズムは、高度な数学理論に基づく(に違いない)、難解、かつ、極秘中の極秘事項だから、何の学識もGoogleにコネもない普通のホームページ屋さんに分かる訳がありません。

ただ、一つ分かることは、Googleは、日本語が苦手

たぶん、そういうことなんじゃないでしょうか。
そもそも、Googleは、アメリカ製で、英語文化圏の人間が作った検索エンジンですから、英語以外の言語が不得意なのは当然として、今回のケースは、Googleの誤認識、または、”ワードプレス”というキーワードより、”ワード”、”プレス”単体の方が、キーワード検索上、流通量が多い、重要(強度が強い)だということではないか推測されます。
それ以外にも、動詞、助動詞でもキーワードとして認識される場合とそうでない場合があるようです。
恐らく標準的な正しい日本語の用法にない使われ方をすると、Googleは誤認識するようです。
誤字、脱字も同じです。SEO対策で「誤字、脱字」に注意とあるのは、その為です。

ただ、そうは言っても、”ワードプレス”として認識されるまで、ただ指を加えて待っているだけでは、埒が明かないので、
この文章のように、”ワードプレス”をダブルクォーテーションで括った文章を増やして、キーワード出現率にどう影響するのか、
今後の検証結果をお待ち下さい。(何事も、PDCAサイクルです)

このように、人間が認識する文字、キーワードと機械(Google)が認識するキーワードは必ずしも一致しません。
自動翻訳ソフトの日本語→英語変換が使い物にならないのと同じように、現代の”現人神”で在らせられるGoogle様であっても、全てが完璧という訳ではないとい事です。(人間が作ったものだから完璧なわけない)
然しながら、現在、検索エンジン・シェアでは、ぼほ独占状態のGoogleの不具合であったとしても、
それが”仕様”だと諦めるしかありません。
だから、自分のホームページ内容を、”Googleが正確に認識しているか”を知ることはとても重要です。
例えば、”蒲田 アロマサロン”で検索にヒットして欲しい、しかも、上位で、その為に、ホームページ内にそれらキーワードを自然に散りばめているのに、Googleが”アロマサロン”は認識しても、”蒲田”を認識しない(そんなこと絶対にないと思いますが、あくまで例ですから・・・)としたら、、集客上、多大に影響を被ることになります。

それでは、どんな風に文章を記述すれば、Google様に正しく認識されるのでしょうか?

答え:分かりません。

すみません、Googleの公式ドキュメントを具に読んでいるのですが、これと云った記述はありませんでした。
今回、具体的な対策に関するツールや情報源がありません。従って、推測するしか方法がないのですが、
Googleは、よく”自然に”という言葉を使います。
つまり、無理に検索エンジン対策など気にせず、素直に自然な文章を記述すれば、Googleも素直に認識するということなのでしょう。
しかし、これでは、ちょっと抽象的過ぎて、”実践的・集客できるホームページ制作・ノウハウ集”としては、名前倒れになるので、具体的にアドバイスしましょう。

それでは、また、Googleの公式ドキュメントをご覧ください。
下記のページだけでなく、そのページにリンクされた他ページも読んでみてください。

http://support.Google.com/webmasters/bin/answer.py?hl=ja&answer=180386

Googleの公式ドキュメントは、いろいろと為になることがたくさん書かれてあって面白いですね!(拍手!)
え、難しくてさっぱり分からない。
でも、いろいろページを捲ってみて、難しくてさっぱり分からない以外に何か気付きませんか?

私は、常日頃、Googleのドキュメントを読んで、いつも思うことは・・・

読み辛い

とにかく、文字の羅列で、だらだらだらだら・・・と難解な英文の機械翻訳文章が並んでいて、
パッと見た瞬間、あ~読みたくねぇ(・・・私の文章も同じ・・・)、といつも思うのです。
ユーザの利便性、有益性を強調するGoogleの公式文書とは思えない、見た目、読みづらいドキュメントなんですよね。
(だから、お前が云うなって)
私は、常日頃、これらGoogleの公式ドキュメントを見て、こう思いました。

多分、Googleは、こういうホームページが好きなんだろうなぁ・・

以前も”集客できるホームページ制作・ノウハウ集1”でも書きましたが、インターネット文書の規格(HTML・ホームページ)は、欧文ドキュメントの体裁を標準モデルにしています。
Googleが得意というか、大好きなのは、正しい文法で書かれた欧文ドキュメントの体裁に近いホームページなんですよね。
つまり、日本語特有の文書体裁なんて、ハナから相手にしていない!(恐らく、中国語もハングルもアラビア語も・・・)
従って、日本語特有の文書体裁(日本人の感性)に拘ると、
Google様から、”お前のホームページは、読み辛い!”と嫌われる可能性があるということです。

それでは、どうすれば、Google様から嫌われない、好かれる"集客できるホームページ”になるのか!?

そこで、もう一度、前のGoogleドキュメントを眺めてください。
また何か気付きませんか?
下記の画像を見てください。Google公式文書の画面のコピーです。



文書の中身は兎も角、赤枠で囲んだ部分、何か気になりませんか?
行末がデコボコしていると思いませんか?(実際、デコボコしています。)

当方にホームページ制作を依頼されるお客様の中に、この行末のデコボコが気になって、行末を揃えて欲しい、または、区切りのいい単語で改行して欲しいと云う依頼が多いです。
例えば、上記の”セキュリティ”が、”セキュリテ”と”ィ”の間で、”アクセス”の”ア”と”クセス”の間で改行されています。
これを、それぞれの単語の前(後)で改行して欲しいという依頼、要望です。
実は、この行為が、”集客できるホームページ”に重大を影響を及ぼす場合があります。しかも悪い方です。

そこで、上記の例の行末がデコボコしている理由を説明しますと、                        
表示幅に合わせて、文章の途中、キーワードの途中で自動的に改行されると書きましたが、実際は、

”表示幅に合わせて、文章の途中、キーワードの途中で自動的に改行されたように見える”

本当に改行している訳ではなく、”改行しているように”見えているだけです。
ホームページページで、文章を改行するというこは、実際に文章を入力する際に、”Enter”キーを押下して、内部的に改行コードを埋め込むことです。
集客できるホームページは、<br / > ワードプレスです。 
この場合、<br /> という見慣れない記号が改行コードです。意識的に改行する場合は、ホームページの内部データにこのコード挿入され(ただし、見た目にはわからない)。ブラウザがそのページを表示する際、そのコードの位置で強制的に改行します。
それに対し、自動改行は、内部的な改行コードがある無しに関係なく、画面の表示幅に応じて勝手に改行されることです。
意味も内部的なデータも異なります。
しかも、この勝手に改行されて見える現象は、ブラウザの種類(IE、Firefox・・・)、パソコンのモニターの解像度、最近では、モバイル端末、それぞれ改行される位置が異なります。
つまり、自分がホームページを見ている環境では、行末が勝手に改行されデコボコして見えるかもしれませんが、違う人の別のパソコン環境でみると綺麗に行末が揃っている場合、または、逆の場合があると云うことです。

ところが、日本人特有の感性が、この行末のデコボコを許せません。
見辛い、読み辛い。
そこで、行末を揃えて、日本人にとって、見易い文書体裁に整えたとしましょう。
デコボコに見えているだけの、行末を改行して揃えてしまうと、
 ① 自分には見易い行末になったけど、別の人のパソコン環境では、逆にデコボコに見える場合がある。
 ② 見易さに拘る余り、不必要な句読点が増える、または、キーワードが分割される。
①は、ユーザの利便性の配慮が足りなく、②は、検索エンジンのキーワード認識に重大な影響を与えます。

人間(日本人)が読む分には、何も意識せず、一つの言葉、キーワードとして存在するものでも、改行することによって、検索エンジンに別々のキーワードとして認識される場合があります。

とは言っても、あのGoogleの公式ドキュメントのようなホームページでは、味気ないですし、況してや癒しサロンのホームページですから、見た目の綺麗さも重要です。
見た目を重視すると、Google様に嫌われる、かと言って、Google重視にするとユーザに嫌われる。
まさに、痛し痒しですね。それでも、最低限以下の点は、注意しましょう。

1.正しい日本語文法で記述する。誤字、脱字に注意する。
 → Googleのキーワード誤認識を防ぐため。
2.文章の体裁を”改行”して整えない。
 → どうしても、改行して整えたい場合は、句読点の位置で改行し、キーワードの途中では改行しない。

ホームページビルダーを利用されている人は、改行して文書の体裁を整える癖が付いている人が多いです。
ホームページビルダーの使い勝手の良さが逆にアダになっているというべきでしょう。
本来、文書の体裁(見た目)を整える場合、PタグやDIVタグを用いて、スタイルシート(CSS)でブラウザの種別やパソコンの解像度を考慮した設計にすることを推奨されています。
しかし、ホームページ初心者、インターネットもよく分からないと云う人が多い、癒し業界の方にそこまで厳密なSEO対策を指南しても、それは酷と云う話です。

その点、ワードプレス制作コース で利用する当方オリジナルのワードプレステンプレートは、そんな面倒くさいことを意識する必要はありません。各種ブラウザ、IEでは、Ver6、7の旧バージョンのブラウザでも見た目綺麗に表示されるよう考慮されています。(CSSファイルを自動的に切り替えます。)
SEO対策に最適化されたワードプレステンプレートになっているます。

と云う訳で、いつものごとく、最後は、ワードプレスで強引に締めました。